全国的に看護師不足が叫ばれる昨今ですが、医療の現場ではどのようなことがストレスになっているのでしょうか。最も多いのが人間関係によるストレスです。これはどの職場にも共通するもので、上司や同僚などとの関係に悩む人が多いようです。
２番目が仕事の責任の重さです。人命を預かる医療現場において、その役割は大きく、場合によっては訴訟を起こされるリスクを抱えています。日々の業務は緊張の連続で、それに伴うストレスは医療従事者ならではのものです。
３番目は業務量の多さです。高齢化の進行とともに医療ニーズは高まる一方ですが、少子化や人口減少などを背景に人材不足が深刻化しています。それに伴い、業務量が増え続けるという悪循環がみられます。
４番目は賃金の低さです。これは意外に感じる人が多いかもしれませんが、職場によって賃金には大きな開きがあります。総合病院の婦長クラスだと同年代の男性サラリーマンよりも高収入を得ている人がいる一方、個人病院や介護施設などで働く人は低賃金に苦しんでいる場合も少なくありません。
５番目がワークライフバランスの難しさです。入院患者のいる病院では夜勤をしなければならないこともりあり、私生活との兼ね合いが難しいという悩みもあるようです。